PS4 UFC2をプレイする人が増えますように 解説編

こんばんは、すろうです。

一昨日、PS4"UFC2"をプレイしていると書きましたが、
この作品、やはり日本での知名度は今ひとつな印象があります。


良作スポーツ格闘ゲームにも関わらず、
"日本語訳がされていないので、遊び方がわからない"、
"日本ではDL専用のゲームである"、
"総合格闘技ファンではない格闘ゲームファンでも楽しめるのか?"…といった不安要素が、初心者の購入を踏みとどまらせるポイントに
なっている気がしてなりません。


そこで、今日から時間がある際に
可能な限り"UFC2の遊び方"を紹介していこうとおもいますので、
興味ある方はご一読ください。

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■操作方法(基本的な部分)■
●基本操作
・決定…×ボタン キャンセル…○ボタン


…海外ゲームの多分に漏れず、この作品も、
決定とキャンセルの操作方法が日本のゲームと逆です。
まずは、それに慣れましょう。
ただし、PSホームボタンを押した際の本体メニュー操作
(アプリケーション終了とか、電源を切るとか)は、
日本のリージョンの通り○が決定、×がキャンセルになります。
ご注意を。


●実在選手で対戦を楽しみたい場合

この画面の"FIGHT NOW"を選べば、
CPU戦も対人戦も、どちらも行えます。詳しくは後述。


●オンライン対戦を行いたい場合

トップメニューの右側にある
"ONLINE"と書いてある部分の下のメニュー、
"QUICK FIGHT"や"RANKED CHAMPIONSHIPS"などを選べば
オンライン対戦が楽しめます。


…ただ、事前情報を調べたところ、
海外プレイヤーの中には、煽りや挑発的な態度の
マナーの悪いプレイヤーもいるようですので、
遊ぶにはそれなり覚悟が必要かもしれません。
(というか、ゲーム外のWEBサイトとかで口論しているレベルでした…。
ちょっと私には、"しきい"が高すぎます…)


…というわけで、以下は、フツーに遊ぶ、
あるいは友達とワイワイやりたい場合の遊び方を中心に解説していきます。

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■選手選択■
・L2、R2…階級を選ぶ
十字キーの左右…赤コーナー側か、青コーナー側を選ぶ
十字キーの上下…選手を選ぶ(セカンドネームがアルファベット順になっています)

現実の総合格闘技と同じく、体重別に"階級"が分かれています。
違う階級の選手同士では対戦ができませんが、
複数の階級に登録されている選手もいますので、
お気に入りの選手がどの階級にいるか、確認してみましょう。
ちなみに、女子部門は2階級、男子部門は8階級が用意されています。


最重量階級である"ヘビー級"は、
全体的に、最も移動・攻撃の速度が遅いですが、
一回の攻撃に重さがあり、多くのKO決着が期待できる階級です。
そこから下の階級になればなるほど、
移動・攻撃の速度が上がり、攻撃力が下がる傾向にあります。
…といっても、どの階級でも、
一発KOや逆転の関節技が発生する可能性はありますが…。


慣れない人や実在選手のことをよく知らない人は、
とりあえず"MIDDLE級"や"WELTER級"といった中間階級を選んで、
試合開始前に難易度を"EASY"に変更するなどして練習してみましょう。
(冒頭の一番右側にある"TUTORIAL"で基本操作を練習することも可能です。
また、試合中の操作については、今回の紹介文でも後述します)


なお、この画面には"ランダム選択"の機能はありません。
CPU戦を行いたい場合は、
自分が操作したい選手を選んだら、
十字キー左右で反対側のコーナーの選手も選び、
さらに、十字キー左右で自分が操作したい選手にカーソルを戻して、
ようやく試合開始の準備完了となるので、注意してください。


●数字の見方
・上段の数字(STAND UP)…立ち打撃技の威力
・中段の数字(CLINCH)…立って組みついた状態の得意不得意
・下段の数字(GROUND)…寝た状態の得意不得意
・でかい数字(OVERALL)…総合的な選手の評価

選手の横にある数字は、それぞれの選手の能力に直結します。
相手選手よりも有利な能力については、
赤や青の色がついて表示されますので、
試合展開を組み立てる際の参考にしましょう。


たとえばこの画面の場合だと、
MIOCIC選手はOVEREEM選手よりも
寝た状態では有利な動きができます。
逆に、OVEREEM選手はMIOCIC選手よりも
立ち打撃の威力が上回っているので、
寝かされないようにパンチやキックで戦えば有利…
…ということになります。


組みついた状態と寝た状態に関する数値は、
それぞれの状態での打撃、投げ、関節技の有利不利だけでなく、
トランジション(体勢を変える、有利なポジションに移行する動作)の
行いやすさや防ぎやすさ、
相手の組みつき動作を振り払えるタイミングの長さなどに直結しているため、
相手選手よりも何が優れているのかを見極めておくと、
試合を有利に進めることが容易くなります。


とはいえ、"数値が高ければいい"というものでもなく、
打撃の数値が高くても、攻撃を乱発してしまっては
簡単にカウンターを取られて一撃KOになることもあるし、
CLINCHの数字が低くても、プレイヤーがコツを掴めば
無策のまま組みつきに来た相手のタックル程度なら
見てから振り払えるようになります。


数値の不利をプレイヤーの技量で補える程度の
バランスは保たれている作品なので、
数値はあくまで"各選手の得意分野の参考"程度だと
考えた方がいいでしょう。

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■対戦中の操作方法■
"UFC2"は、立ち状態での打撃攻防、組み合った状態での攻防、
投げ技、寝た状態での攻防、そして関節技の仕掛け合い…と、
MMA(ミックスド・マーシャルアーツ=総合格闘技)で可能な
格闘の要素を全て網羅した、スポーツ格闘技ゲームです。
対戦でも、それぞれの状態で選手を自由に操作できる要素が多く、
攻防が激しく入れ替わる格闘技の要素が再現されています。


まず、試合例として、こちらの動画を置いておきます。
打撃の攻防、組み合い、タックル〜投げ〜寝た状態への移行、
寝た状態の攻防、関節技の攻防…と、
全ての要素が入っている試合ですので、参考にしてみてください。

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■移動、掴む、体勢移行■
●Lレバー
・選手の移動
・打撃攻撃時に入力…中威力技
・関節技攻防時…攻めている側のみ使用


●Rレバー

・組みつく(=各種クリンチ状態へ)
・L2を押したままRレバー…タックル(=相手を倒す)
・R2を押したままRレバーをタイミングよく↓…タックル防御
・L1+L2+Rレバー…組みついて投げ技
・クリンチ時、寝ている状態時…トランジション(体勢移行)
・各種クリンチ時にL1やL2と組み合わせてRレバー…高威力の投げ技、関節技


十字キー上下
・軸足の前後入れ替え
(基本は左手と左足が前になっているが、その状態を入れ替える。
左利きの選手は右手と右足が前になっている)


十字キー左右
・挑発あるいはフェイント動作(選手によって異なる)


■打撃技関連■

・□ボタン…左パンチ
・△ボタン…右パンチ
・×ボタン…左キック
・○ボタン…右キック
・Lレバー+各種攻撃ボタン…中威力技
・L1+(Lレバー+)各種攻撃ボタン…大威力技(固有技のため、無い選手もいる)
・L2+各種攻撃ボタン…ボディを狙った攻撃
(L1+L2+各種攻撃ボタンで、ボディを狙う大威力技がある選手もいる)


■防御関連■
・R1…頭部の防御
・R2…ボディおよび足元の防御




・相手の打撃にあわせてR1を押したままいずれかの攻撃ボタン
…上段さばき
・相手の打撃にあわせてR2を押したままいずれかの攻撃ボタン
…中段、下段さばき

※さばきは、成功すると相手が一瞬無防備になり、
さばいた側の打撃技が確定する瞬間が発生する。
ただし連続入力不可。再びさばくには、
R1やR2から一度手を離さないといけない。※



・L2を押したままLレバーを操作
…スウェー、ウィービング、ダッキング
(上体を各方向にそらす動作)

※スウェー、ウィービング、ダッキングは、
成功しても相手は無防備にはならず、ボディへの攻撃も避けられないが、
避けた側は頭部ダメージや防御による腕のダメージが発生せず、
普通に攻撃を出すよりも相手へのカウンターを狙いやすい。※

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■画面の見方■
まず、画面上部に見えるゲージは
格闘ゲームによくある体力ゲージではありません。

この作品で各選手のダメージを表しているのは、
画面上部の"身体の絵が描かれている部分"。
また、伸びているゲージは"スタミナゲージ"。

スタミナゲージは、
何か行動するたびに減り、行動しなければ回復する…という、
各種攻防の動作を行うのに欠かせないゲージとなります。
また、R1やR2の防御ボタンを押しっぱなしにしていると、
スタミナは回復しません。


スタミナゲージの最大値は、
相手の技を防御しつづけたり、大技を出したり、
深刻なダメージを被ったりすると減ってしまい、
試合の後半になればなるほど、連続で技が出せなくなったり、
組みつかれた際の攻防におくれをとったりするようになるので、
試合序盤に過度に大技を連発するのは控え、
慎重にスタミナを管理するようにしましょう。


また、ダメージについては、
頭部、ボディ、腕、足の4部位に分かれており、
"透明→薄赤→赤→点滅"の順にダメージの深刻さが高くなっていきます。
ダメージも、スタミナと同じく何もしなければ回復しますが、
スタミナが極端に減っている状態や、
何度も"赤"や"点滅"になった部位については、回復速度が遅くなります。
また、腕や足が"赤"や"点滅"になっていると、
KOだけでなく関節技でギブアップしやすくなってしまいます。

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■基本 打撃技表■
(右利き選手、右向き時。選手によっては無い技もある)


□…左ジャブ △…右ストレート
×…左ローキック ○…右ローキック


Lレバー→+□…左フック Lレバー→+△…右フック
Lレバー→+×…左前蹴り Lレバー→+○…右前蹴り


Lレバー←+□…左アッパー Lレバー←+△…右アッパー 
Lレバー←+×…左ハイキック Lレバー←+○…右ハイキック


L2+□、L2+△…ボディパンチ
L2+×、L2+○…中段蹴り、あるいはボディニー


L2+Lレバー→+□、L2+Lレバー→+△…ボディフック
L2+Lレバー→+×、L2+Lレバー→+○…ボディへの前蹴り


L2+Lレバー←+□、L2+Lレバー←+△…ボディアッパー(レバーブロー)
L2+Lレバー←+×、L2+Lレバー←+○…ミドルキック


L1+(Lレバー←or→+)各種攻撃ボタン…選手固有の大威力技
(L2を足すことで、ボディを狙った大技がある選手もいる)


L2+Rレバー…タックル(成功すると寝た状態に移行)


"左、右"あるいは"右、左"となるパンチやキックの組み合わせは、
比較的コンボになりやすい仕様。
たとえば、"□、Lレバー←+△、L2+Lレバー←+×"と順に押せば、
"ジャブ〜右アッパー〜左ミドルキック"と、
相手のガード箇所をR1、R2で一気に揺さぶることができます。


慣れないうちは、
「あっ、頭部への攻撃が防がれてるな」とおもったら、
何も考えずに攻撃の途中でL2を押しっぱなしにして
攻撃を続ければOK。
それだけで、とりあえず相手のガードをゆさぶれます。


ただし、打撃技は4〜5発連発するとスタミナが極端に減りやすくなるので、
3〜4発まとめて打ったら若干距離をとる、
あるいはL2を押しっぱなしにして上体を逸らしておく…など、
スタミナが減っている最中に相手の反撃を受けないようにしましょう。


打撃の攻防に慣れてきたら、
相手の攻撃にあわせて"さばき"も狙ってみましょう。
R1orR2+各種攻撃ボタンの入力は
かなり早めに行わないといけませんが、
成功すれば相手が一瞬無防備になるので、
大きな反撃手段になります。

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■組みついた状態では■

●表示されたRレバーの文字が書いてある方向を入力しっぱなし
・書かれた文字の状態にトランジション(体勢移行)
(L1を押しっぱなしにすると、トランジションの内容が変わる選手もいる)

●L2+文字が書かれたRレバーの方向
・投げ技、関節技
(L1+L2で、高威力の投げ技や、
他の選手では出せない関節技を持つ選手もいる)


●各種攻撃ボタン
・パンチ、膝蹴り、踏みつけなど


文字は英語で書かれているので、
どの体勢からどの体勢に移行するかは慣れて覚えた方が早いです。
立ち組みの状態で最も有利な体勢は、
おそらく"THAI=タイクリンチ(首相撲)"か、"BACK=相手の後方"です。

タイクリンチ時は
L1+×or○…頭部への大威力膝蹴り
L2+×or○…ボディへの大威力膝蹴り
を出すことができるので、KOを狙いやすい体勢です。


また、相手後方は、
高威力の投げ技や関節技を狙うチャンスです。
L2を押しっぱなしにしてみて、何か文字が表示されたら、
その方向にRレバーを入力しっぱなしにすれば
投げ技や関節技が出せます。


●組みつかれた防御側ができる行動
・R1やR2…打撃防御(できない体勢もある)
・相手より早くRレバーの方向入力を完成…相手より先に体勢移行
・R2+相手が入力したレバー方向や、各種打撃技
…相手の体勢移行阻止(打撃技で止められない体勢移行もある)


ほとんどの場合はどんな体勢でも、
パンチ、膝蹴り、踏みつけなどの低威力の打撃や、
Lレバーによる方向移動は可能で、さらに、
・Rレバー↑…組みつきを解く
も可能なので、スタミナゲージの状況によって
組みつき続けるか、状態を変えるか、判断しましょう。

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■寝た状態では■

●Rレバーを文字が書いてある方向に入力しっぱなし
・書かれた文字の状態にトランジション(体勢移行)
(L1を押しっぱなしにすると、トランジションの内容が変わる選手もいる)


●L2+文字が書かれたRレバーの方向
・関節技
(L1+L2で、他の選手では出せない関節技を持つ選手もいる)


●各種攻撃ボタン
・パンチ、膝蹴り
(相手の体勢移行を阻止する効果がある場合もある。
また、出せない体勢もある)


●防御側ができる行動
・R1、あるいはR2+相手の攻撃方向にRレバー…打撃防御(できない体勢もある)
・相手より早くRレバーの方向入力を完成…相手より先に体勢移行
・R2+文字が表示されている方向にRレバー…不利な体勢からの関節技


寝た状態の操作は、組みついた状態の操作とほとんど変わりありません。
有利な体勢に移行したいところ。
GROUNDの数値が低い選手は、
とりあえずRレバーを入力して不利な体勢を避けつつ、
"GET UP(立ち上がる)"という文字が表示される体勢を探しましょう。
"GET UP"をみつけたら、その方向にRレバーを入力しっぱなしにして、
相手に防がれなければ、寝た状態から脱出できます。


そして、寝た状態の最大のポイントは、関節技の攻防です。
打撃で押されていたとしても、
関節技での逆転一本勝ちを狙えるのも、この作品の面白いところです。

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■関節技がかかったら■
関節技がかかったら、画面全体に4方向を示す円が表示されます。

●関節技 防御側
・Rレバーを上下左右どれかに入力
…各方向に色ゲージを伸ばす
(いずれかの方向に色ゲージが伸びきったら、関節技からの脱出成功)


●関節技 攻撃側
・色ゲージが伸びている方向にRレバー
…相手の脱出を阻止
(入力している間は、防御側の色ゲージを伸ばさない)


・円の内側に"L"と表示された瞬間、その方向にLレバー
…関節技をより深くかける
(防御側の色ゲージをRレバーで防ぎつつ、
何度か"L"の入力を成功させれば、相手からギブアップを奪える。
"L"入力成功で色ゲージはリセットされる。
なお、コントローラーの振動をONにしていれば
"L"と表示された瞬間に小さく振動する)


関節技の攻防は、基本、Rレバーで操作するとおもってください。
防御側は色ゲージを4方向いずれかに伸ばして関節技から脱出する、
攻撃側は色ゲージが伸びる方向にRレバーを倒しながら、
"L"が表示されるのを待つ…という展開になります。


…いうなれば、
どんなタイミングでも方向をかえられる"あっちむいてホイ"を、
高速でやっているようなものだと考えていただければ、わかりやすいかと…!

防御側の色ゲージの伸びる早さや、
攻撃側の"L"の表示のされやすさは、各選手の数値に依存されます。
寝た状態があまり得意ではない選手は
迂闊に寝技の攻防に付き合わないようにしましょう。


KO決着も気持ちイイですが、関節技で一本取ったときの達成感も、
他の格闘ゲームにない爽快な気分に浸ることができます。

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■最後に、打撃技で相手の部位が"点滅"したら■
・各種攻撃ボタン…通常時とは違うラッシュ攻撃
・倒れた相手の方向にLレバー+□or△…馬乗りラッシュ攻撃

相手はKO寸前、でもあとひと押し…ってときに、
これらの攻撃で思いきりトドメを刺せるのも、MMAの醍醐味。
ストレス社会をブッ壊すスカッと爽快なラッシュ攻撃で、
勝利を飾りましょう。


ちなみに、防御側は防御もできなくなりますので、
さばきやスウェーを出すか、
ひたすら距離をとって点滅状態を回復するしかありません。
倒されても、奇跡的に組みつく状態まで回復することもありますが、
8割くらい"この試合は負け"とおもってください…。


トドメのラッシュのお手本動画として、
日本でもおなじみのミルコ・クロコップ選手を使用した、
壮絶なKOシーン
を置いておきます。
(衝撃のKOシーンは5:38秒あたりから)

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…まあ、基本的な操作はこんなところですね。
文字で書くと複雑なように見えますが、
実際に動かしてみると、かなり直感的に操作することが可能です。


とにかく、他の格闘ゲームではなかなか再現されていない
"打、投、極"の全体的な攻防が全部詰まっている作品ですので、
試合中の駆け引きを楽しみたいゲーマーには、おすすめの作品です。


今日は長文になりましたが、興味を持った人は、
是非PS Storeでダウンロードしてみてください。では。